頂いたコメント(敬称略)
佐藤英孝(好事家:某ラジオ番組担当)
なんと言っても「桃太郎侍」であります。 この希代の名曲を耳にぶち込むためだけでも、このアルバムを手にする価値はあります。サーフ・ロックをベースに、安いゲーム音楽のような判りやすく記号化した「江戸」をちりばめたいかがわしい演奏に乗っかる、まったりした歌。一見桃太郎侍が悪者をばっさばっさと征伐する歌なのかと思いきや、どっちかというと悪いヤツの悪さを桃太郎侍らしき男がねちっこく告発する様が描かれるだけ(しかもあんまり怒っている感じでもない)。その上突然悪者が吐く科白が「気持ちいいんでちゅー」だ。なにが「ちゅー」だよ。ふざけるにも程があります。
これは、クラフトワークが道路を走っている様を馬鹿丁寧に描写するのに20分以上使った事に通じていると言えましょう。この作品にはバグルスや後期スパークスあたりが持っていたニューウエイブ以前の「テクノ」の臭いがあり、全体を貫くイイ湯加減に人をなめている、多くのテクノ・ポップの創始者たちが持っていた重要な素養もちゃんとあります。 しかも、単なる模倣ではなくオリジナリティもあるし、人肌のグルーヴもある。よく判らない毒が満載の歌詞が凄い。良くも悪くも耳にこびりついて離れない、かなり面妖な作品です。
岩田ノリヤ(from MACHINE AND THE SYNERGETIC NUTS)
「とにかくそこぬけ?!常人の理解を超えた異様な明るさとテンション。
オープンコードの3人は、”恐るべき大人”です。」
マヒマヒ (from MACHINE AND THE SYNERGETIC NUTS)
こんな"今さら"なことはわざわざ誰も言わんやろうから、敢えて僕が言いますよ。  オープンコードは上質テクノポップエンターテイメントバンドです。
 機械・機材とそれらを使った音楽に深い造詣を持ち、経験と知識に裏付けされた  高度な機械さばきを見せてるんでしょうが、それを微塵も感じさせず、  ヒロユキさん曰く「このバンドは"オヤジ達の週末の楽しみ"だから」と  軽く言ってのけるところがこのバンドの魅力であるわけでして。  まぁ、多分本人達にとっては本当に何でもないことなんでしょうけどね(笑)
「シンセサイザーは僕のおもちゃ」ってところなんでしょうか?  野暮ったい、押し付けがましい必死さなど皆無です。悔しいぐらいに余裕です。  お子様からお年寄りまで楽しめるファミリーエンターテイメイト、  .....と言いたいところなんですが(笑)  やはりそこには経験と知識に裏付けされた高度な"毒"が混入されてるわけで.....
 おっと、これ以上は書けません。ピピっと来たら、手に取ってみましょう。
 ケ・セラ・セラ精神の集大成が、斬り捨て御免のエンターテイメントが、「オヤジ達の週末のPOP」と称して今放たれる!!
藤井友信 (from music from the mars)
「熱いオヤジのロック魂を浜風にのせて僕の家に届けてください。」
(注:藤井君はまだ未聴なのにコメントをくれました。ありがとう!)